「Reborn-Art Festival 2021-22」の春会期が夏に延期。コロナ感染拡大を受けて

新型コロナウイルス感染者数の再増加などを受け、今年4月23日から分散開催の後半として予定されていた「Reborn-Art Festival 2021-22」の春会期が夏に延期されることが発表された。新会期は8月20日〜10月2日。

 昨年夏と今春の2回に分けて開催され、宮城県石巻市・牡鹿半島を中心に行われる総合芸術祭「Reborn-Art Festival 2021-22」。今年4月23日から分散開催の後半として予定されていた同芸術祭の春会期が、新型コロナウイルス感染者数の再増加などを受け、今夏に延期することが決定した。新たな会期は8月20日〜10月2日。

 今回の延期について、主催側は声明文で次のようにコメントしている。「Reborn-Art Festivalは地域の皆様にも、県外からご参加の皆様にも安心して楽しんでいただける芸術祭を目指しております。次回開催に向けて様々な対策を更にしっかりと準備するとともに、開催エリアのオプションをより深く検討して参りますので、この度の会期延期にあたり、ご理解を賜りますと幸いです」。

 昨年8月11日〜9月26日の会期で行われた前半は、石巻市街地、女川、桃浦、荻浜、小積、鮎川の6つのエリアで23組のアーティストが作品を展開。石巻市街地と女川では、人間の営みやアイデンティティ、他者との関係性など社会的な要素を含んだ作品が中心に紹介されており、自然豊かな牡鹿半島にある4エリアでは人間と自然との関係性をテーマにした作品が多く集まった。

「Reborn-Art Festival 2021-22」夏会期の展示風景より、MES《サイ》(2021)

 後半のキュレーターは、2017年と19年に続き、ワタリウム美術館の和多利恵津子・浩一に決定。参加アーティストは、川俣正、加藤泉をはじめとする28名が予定されている。現在は展示エリアの調整を含む準備が進められているという。

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