『ドラえもん』の原画を絵として鑑賞する。小学館より『ドラえもん拡大原画美術館』が刊行

小学館は『ドラえもん拡大原画美術館』を4月7日に刊行。『ドラえもん』の直筆原画を拡大掲載し、美術的視点から鑑賞する初の試みだ。

『ドラえもん拡大原画美術館』より (C)藤子プロ・小学館

 小学館が「ドラえもん」50周年を記念し、4月7日に『THE GENGA ART OF DORAEMONドラえもん拡大原画美術館』を発売する。

 同書では、美術的視点から「まるみ」「顔・表情」「構図」「ひみつ道具」など、7つのテーマに沿って『ドラえもん』のコマを厳選。その部分の直筆原画を拡大して掲載することで「絵」として『ドラえもん』を鑑賞するというもので、藤子・F・不二雄にとって初の本格画集にして初の美術書となる。

 掲載原画はカラーとモノクロあわせて130点以上。拡大原画は美術ライター・橋本麻里が中心となりセレクト。また同書には橋本が日本美術の視点から『ドラえもん』に迫る特別コラム7編のほか、浦沢直樹とむぎわらしんたろうの特別対談も収録されており、様々な視点で『ドラえもん』原画を読み解く。

 なお書籍の刊行にあわせ、渋谷PARCO 8階のギャラリースペース「ほぼ日曜日」では「ドラえもん1コマ拡大鑑賞展」を開催(3月13日〜4月18日)。会場では、本書よりも更に拡大したコマが額装して展示されている。

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