東京都、緊急事態宣言で美術館・博物館にも「収容率50パーセント」など協力を呼びかけ

東京都の小池百合子知事は7日、緊急事態宣言の発令を前に、美術館・博物館についても「収容率50パーセント」などの協力を呼びかけると明らかにした。

東京都庁 (C)Pixabay

 東京都の小池百合子知事は、1月8日に発令される緊急事態宣言を前に、期間中に行う緊急事態措置について明らかにした。

 小池都知事は「人の流れを止めることが対策の肝」だとし、都民に対し不要不急の外出自粛を要請。買い物など必要な外出も短時間で済ませるように求める。

 今回の緊急事態宣言においては、飲食店が主な対象となっているが、それ以外の施設として、1月12日以降は美術館・博物館などの文化施設も営業時間を20時まで、人数上限を5000人以下かつ収容率50パーセント以内とするよう協力を求める。

 現時点で都立美術館などが臨時休館するという情報は入っていないが、すでに臨時休館中の上野動物園については2月7日まで休館する方針を明らかにしており、美術館などの施設がこれに追随するのかどうかが懸念される。また都内の私立美術館などは、公立美術館の動きを注視する姿勢だ。

 なお、上野の国立科学博物館は、当面のあいだ一部の展示・事業等の休止を継続するとともに、1月15日以降の金土の開館時間延長を休止すると発表した。

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