俳優やダンサーとして活動する森山未來による朗読パフォーマンス『「見えない/見える」ことについての考察』。ソロパフォーマンスとしては初となるその全国ツアーが、10月14日~11月6日に開催される。
同作は、長谷川祐子の企画・キュレーションによって、2017年に東京藝術大学で初演。新しい表現のかたちを示したとして、全4公演ながらも話題を呼んだ。
ノーベル文学賞作家ジョセフ・サラマーゴの小説『白の闇』に着想を得たテキストのリーディングを中心に、メタテキストとしてモーリス・ブランショ『白日の狂気』が絡まる同作。森山は声と残像、そして身体を通して、新しい生活を築くこととなった私たちに「本当に見ること」を問いかける。
今回は横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホールを皮切りに、全国7ヶ所で38公演を実施。国境やジャンルを超えた表現に挑戦し、9月20日には初監督作品ショートフィルム『Delivery Health』の公開を控える森山の現在形を目撃してほしい。