1919年、ドイツの古都ヴァイマールに誕生した造形学校・バウハウス。建築家のヴァルター・グロピウスが設立し、ヴァシリー・カンディンスキーやパウル・クレーなど時代を代表する芸術家たちが指導にあたった。
バウハウスはその後、ナチスの弾圧を受け1933年に閉鎖。しかしながら、わずか14年のその活動は、後の造形教育に革新をもたらし、現代美術にも大きな影響を与えた。
このバウハウスの開校100周年を記念し、バウハウスの教師として造形の基礎理論や色彩論を教えていたカンディンスキーのデザインを採用したマグカップが、マイセン/ジーケージャパンエージェンシーより発売される。
カンディンスキーは、1866年ロシア出身。モスクワの大学で経済学と法律を修めたのち 、ミュンヘンの画塾に学ぶ。09年には新芸術家同盟を結成して会長になり、最も早い抽象絵画家のひとりとされる。
今回発売されるマグは、カンディンスキーの抽象的かつモダンなデザインをマグカップに転写。1710 年に設立された伝統あるマイセン磁器のマグに、独自の手作業による転写技法を用いてデザインを写し込んだ。マイセンリーガロイヤルショップならびに全国主要百貨店で取り扱われる。