文化庁は、コロナ時代の新しいアートのあり方を議論する場として、連続ウェビナー「『コロナ以降』の現代アートとそのエコロジー」を開催する。
このウェビナーは、日本の現代美術の基盤整備を目的とする文化庁アートプラットフォーム事業の一環。第1回は、「美術分野における「コロナ以降」の海外発信・国際交流とは?」をテーマに、8月7日16時30分からライブ配信。世界の美術館のほとんどが臨時休館を余儀なくされ、再開以降も、国境をまたぐ活動は制限されているなか、「コロナ以降」の海外発信や国際交流は今後、どのようなかたちになっていくのか、ドイツ、イギリス、ニュージーランドの文化政策担当者が議論する。
登壇はペーター・アンダース(ゲーテ・インスティトゥート東京所長)、ジュード・チェンバース(クリエイティブ・ニュージーランド国際事業部長)、湯浅真奈美(ブリティッシュ・カウンシルアーツ部長)。パネルディスカッションでは、日本現代アート委員会座長で森美術館館長の片岡真実がモデレーターを務める。
なお第2回以降の予定は以下の通り。
第2回「「コロナ以降」の国際展とは?」(9月ごろ予定)
モデレーター:植松由佳(国立国際美術館主任研究員/日本現代アート委員会副座長)
第3回「「コロナ以降」の展覧会づくりとは?」(仮)(10~11月ごろ予定)
モデレーター:成相肇(東京ステーションギャラリー学芸員/日本現代アート委員会委員)
第4回「『コロナ以降』の美術とは?アーティストの視点から見る表現・支援の課題」(仮)(12~1月ごろ予定)
モデレーター:大舘奈津子(芸術公社/一色事務所/日本現代アート委員会委員)
第5回「コロナ禍が浮き彫りにした経済的・社会的構造の変化と文化施設の関係性」(仮)(1~2月ごろ予定)
モデレーター:アンドリュー・マークル(ライター/編集者/日本現代アート委員会委員)