「SUBJECT / OBJECT」と題する展覧会とアートフェアの複合イベントが、ホテルアンテルーム京都を会場に開催される。会期は7月10日~8月30日。
ギャラリー「FINCH ARTS」の櫻岡聡らが中心となって企画する同イベント。「OBJECT」は立体作品のみを扱うオルタナティブ・アートフェアとしてこれまで2回行われたが、複合イベントとしては今回が初の開催となる。
背景にあるのは、新型コロナウイルスの影響。他者との生活や社会的な活動に見直しが迫られるいま、作品を介したコミュニケーションの可能性や、作品に「接触する」ことの価値を改めて発見することを目指す。
第1部の展覧会「SUBJECT」(7月10日~8月7日)には、阿児つばさ、片山達貴、川田知志、熊谷卓哉、神馬啓佑、谷本真理、土取郁香、守屋友樹の8名が参加。それぞれが日常的に使用している「芸術言語・メディア・OBJECT」を起点に、現在の状況を反映した新作を発表する。また協力として、批評家・黒嵜想がTwitterやRadiotalkを通して参加する。
第2部のフェア「OBJECT」(8月14日~30日)には約50名の作家が参加し、作品数は約200点におよぶ予定。詳細は決定次第、随時発表される。
入場は無料だが、事前の登録が必要。図録として展覧会終了後にアーティストとともに制作するZINE付きのチケットも販売中だ。そのほかにも、オープニングパーティーやアーティストによるレクチャーがインスタライブで開催予定となっている。