新たなアートフェア「EAST EAST_」が誕生。オンラインでのイベントや作品販売も

今年3月の開催を予定していた新たなアートフェア「EAST EAST_」が、6月26日〜28日に東京・馬喰町のカネノビルで開催。今回は新型コロナウイルスの状況を鑑み、オンラインでの展示や作品販売も行われる。

EAST EAST_

 昨年6月、東京・馬喰町の「DDD HOTEL」の一角にオープンしたギャラリー・PARCEL。アート・コレクティブ「SIDE CORE」の高須咲恵がプログラムディレクターを務める同ギャラリーと、island JAPANが中心となり、新たなアートフェア「EAST EAST_」が誕生。6月26日~28日に、東京・馬喰町のカネノビルを会場として開催される。

 「東」という言葉が持つミステリアスな世界観や理解を超えたもの、新しい感性をテーマとする同フェア。第1弾は「EAST EAST_Tokyo」として東京発の価値観を東京の東側から伝え、今後は海外のメジャーフェアのサテライト化を目指して活動を行うという。

SWOON(SNOW Contemporary)
東恩納裕一(CALM & PUNK GALLERY)

 参加ギャラリーはbaf studio tokyo、FL田SH、CALM & PUNK GALLERY、gallery trax、island JAPAN、PARCEL、SNOW Contemporary

 今回、実際の会場は人数制限を行なったうえで開場。Peatixで申込受付を行う。また、ブラウザで見ることのできるAR「Matterport」を利用してオンラインで前日から会場を公開し、そこだけで鑑賞できる映像や音も掲載。あわせてギャラリーツアーやトークなどのイベントも行われる。

松下徹(island JAPAN)

 また一部の作品は、アートECサイト「OIL by 美術手帖」でも販売を行う。オンラインビューイングは実際の会場より長く7月5日まで実施され、その期間内であれば作品を購入することができる。

 美術作品の所有を「知る」「関わる」「動かす」ことを目指す「EAST EAST_」。現実空間とオンラインの新たな可能性を探る活動にも注目したい。

小畑多丘(PARCEL)

編集部

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