新型コロナウイルスの影響で2月29日から臨時休館してきた東京都現代美術館が、6月2日に一部再開し、6月9日には全館再開することを発表した。
まず6月2日からは、開幕延期となってきた展覧会「ドローイングの可能性」(〜6月21日)と「MOTコレクション いまーかつて 複数のパースペクティブ」(〜9月27日)を開催。美術図書室(予約制)やレストラン「100本のスプーン」、カフェ&ラウンジ「二階のサンドイッチ」、ミュージアムショップ「ナディッフコンテンポラリィ」も利用できる。
6月9日からは、「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」と、カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展「もつれるものたち」が開幕。ともに会期は延長され、9月27日までとなる。
同館では、マスク着用を入館条件とするとともに、入館時に検温を実施。展示室内での会話は自粛するよう求める。また来館者同士の間隔があけられるよう、入場者数を制限するとしており、入場制限の状況については、同館Twitter等で知らせる。
なお、同じ都立の東京都美術館は6月30日まで臨時休館を延長することが発表されている。