新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、2月29日より臨時休館していた京都国立近代美術館が、5月26日より再開館する。これは、国立美術館のなかではもっとも早いタイミングだ。
開館に伴い、「チェコ・デザイン 100年の旅」(3月6日〜7月5日)「日本・ポーランド国交樹立100周年記念 ポーランドの映画ポスター」(3月17 日〜7月12日)「2020年度 第1回コレクション展」(3月4日〜7月19日)の3つの展覧会も再開される。なおいずれの展覧会も休館を受けて、会期が延長された。
同館は、来館の際には政府等の感染拡大予防ガイドラインを踏まえ、アルコール消毒の設置や、マスクの着用、来館日時の記録、人と距離を置いた鑑賞といった十分な措置を講じるとともに、観客にも協力を求めている。また、館内混雑時には入場制限も実施する。
なお、京都国立近代美術館の向かいに位置する京都市京セラ美術館も事前予約制で26日に開館。大阪市立美術館も同日に再開し、大阪の国立国際美術館は6月2日に再開するなど、関西圏の美術館では開館に向けた動きが活発化している。