2020.4.22

アジアの美術家が各国の状況や制作活動をレポート。新型コロナを受け福岡アジア美術館が連載を開始

福岡アジア美術館の公式ブログで、連載「#おうちであじび おうちで何してる?(アジアのアーティスト編)」がスタートした。レジデンスプログラムや展覧会で同館に滞在したアジア各国のアーティストが、新型コロナの影響を受ける在住各国の社会状況や、自身の活動について報告する。

ドゥリヤ・カジ、福岡アジア美術館公式ブログより

 アジアの近現代の美術作品を収集・展示する福岡アジア美術館。新型コロナウイルスの影響で4月4日より休館が続く同館が、公式ブログで連載「#おうちであじび おうちで何してる?(アジアのアーティスト編)」をスタートさせた。同連載は、これまで福岡アジア美術館に滞在したアーティストが、新型コロナの影響を受ける在住各国の社会状況や、自身の制作活動などをレポートするもの。

 第1回は、パキスタンのアーティスト、ドゥリヤ・カジによる現地報告。日本ではほとんど報道されない、新型コロナに晒されるパキスタンの社会状況や、自身のスタジオを整理する日々の様子がレポートされている。

 福岡アジア美術館によれば、世界でも数少ないアジア近現代美術に特化した美術館である同館にしかできない活動として、今回の連載を始めたという。日本では報道されることの少ないアジア各国の状況を、アーティストの目線を通じて伝え、アーティストそれぞれの日々の活動を紹介していきたいとしている。

 1週間ごとの更新を目安にレポートを続けていくという同連載。アーティストと美術館との信頼関係によって生まれる企画として、今後の更新にも期待が高まる。