「不気味な収蔵品を投稿して勝負!」。ヨークシャー博物館が世界の博物館に参戦を呼びかけた「 #CURATORBATTLE 」とは?

ハッシュタグ「 #CURATORBATTLE 」をつけて、もっとも不気味な収蔵品の写真を投稿して勝負。イギリスのヨークシャー博物館が、Twitterで世界の博物館からの挑戦者を募集している。

ヨークシャー美術館公式アカウントの投稿より

 「自分たちのコレクションのなかでも、もっとも不気味な収蔵品を投稿しよう!」。ヨークシャー博物館から始まったそんな呼びかけに、世界の博物館が呼応している。

 この呼びかけは、ヨークシャー博物館公式アカウントによる、4月17日のツイートから広まったもの。同アカウントは、3〜4世紀のローマの女性の頭髪の写真とともに、ハッシュタグ「 #CURATORBATTLE 」をつけてツイートを投稿。世界中の博物館に、収蔵品のなかでもっとも不気味なもの( #CreepiestObject )を投稿してほしいと呼びかけた。

MUSEUMS ASSEMBLE! It's time for #CURATORBATTLE! 💥 Today's theme, chosen by you, is #CreepiestObject! We're kicking things off with this 3rd/4th century hair bun from the burial of a #Roman lady, still with the jet pins in place... CAN YOU BEAT IT? 💥 pic.twitter.com/ntPiXDuM6v — Yorkshire Museum (@YorkshireMuseum) April 17, 2020

  このツイートに、国内外の博物館が反応。例えば、スコットランド国立博物館は霊長類の剥製を使ったと思われる人魚の標本を、ドイツ歴史博物館はペストマスクを投稿。王立武具博物館は処刑人がつけていたとされるマスク、エガム博物館は壊れた1920年代の人形の頭部を紹介している。

 ヨークシャー博物館はこれまでにも「#CURATORBATTLE 」を開催しており、過去には「もっとも美しいもの」や、イースターをテーマにした「最高の卵を探せ」といった企画などを募ってきた。

 1週間ごとにテーマは更新。新型コロナウイルスで博物館が開館できないなかでのユニークな試みとして、これからの投稿にも注目だ。

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