「民藝」を通して感動とインスピレーションを。「民藝 MINGEI -Another Kind of Art」(21_21 DESIGN SIGHT)
民衆の用いる日常品の美に着目した柳宗悦(1889〜1961)によって1925年に名付けられた、無名の職人たちによる民衆的工芸「民藝」。本展では、プロダクトデザイナーであり日本民藝館館長を務める深澤直人が、同館の所蔵品を中心に、新旧様々な約100点の民藝を展示するというものだ。
同展には、深澤自ら収集、使用している骨董品も登場。「民藝を通して生の感動を感じてほしい。そして、柳が仲間とともにわいわいと作品を収集し、“すごい”と言い合っていた世界観を再現したい」と語るように、友人・知人と感想を述べながら鑑賞するのをおすすめしたい。
会期:2018年11月2日〜2019年2月24日
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
住所:東京都港区赤坂9-7-6
電話番号:03-3475-2121
開館時間:10:00〜19:00(入場は閉館30分前まで)
料金:一般 1100円 / 大学生 800円 / 高校生 500円 / 中学生以下無料
休館日:火(12月25日は開館)、12月26日〜1月3日
スタジオ・オラファー・エリアソンで研究員を務めるSHIMURAbrosの新作展。「Seeing Is Believing 見ることは信じること」(ポーラ ミュージアム アネックス)
SHIMURAbrosは、ユカとケンタロウからなる姉弟ユニット。映画をベースとした制作活動を行い、映像や彫刻、インスタレーションまで、その表現方法は多岐にわたる。14年にポーラ美術振興財団の助成を受けベルリンへ拠点を移し、現在は創作を行いながらスタジオ ・オラファー・エリアソンの研究員としても活動している。
本展でふたりは、映像と噴水を用いた新作インスタレーションを発表。「見る」という行為の本質を投げかける。
会期:2018年10月5日〜11月4日
会場:ポーラ ミュージアム アネックス
住所:東京都中央区銀座1-7-7ポーラ銀座ビル3F
電話番号:03-5777-8600
開館時間:11:00〜20:00
休廊日:無休
多種多様な「工事現場」とは? ベルトラン・ラヴィエ「Medley」(エスパス ルイ・ヴィトン東京)
フランスを代表するアーティストのひとり、ベルトラン・ラヴィエは1949年シャティヨン=シュール=セーヌ生まれ。ヴェルサイユの国立高等園芸学校で、彼自身の芸術観に影響を与え続けることになる園芸を学んだ後、1970年代初頭よりアーティスト活動を開始。アプロプリエーションやレディ・メイド作品で知られるアーティストだ。
本来のコンテクスト(文脈)から隔離された作品群を、自ら「シャンティエ」(工事現場)と呼ぶラヴィエ。本展には、フォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵のコレクションの中から選び出された7点の作品が展示されている。
会期:2018年4月19日〜11月4日
会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7F
電話番号:0120-00-1854
開館時間:12:00〜20:00
料金:入場無料
休館日:ルイ・ヴィトン表参道店に準ずる