NEWS / HEADLINE - 2018.9.23

中東初、現代美術のアートセンター「ジャミール・アートセンター」が11月に開館。オープニング展には塩田千春も参加

ドバイを拠点とする非営利組織「アート・ジャミール」が11月11日に「ジャミール・アートセンター」をオープン。その概要とオープニング展の内容が明らかになった。

ジャミール・アートセンター外観

ジャミール・アートセンター外観

 2003年設立の非営利組織「アート・ジャミール」はドバイを拠点に、中東、北アフリカ、トルコ以南の現代美術、文化遺産の保護、創造的起業家精神の育成を目的に活動している。そのアート・ジャミールが11月11日に中東初の現代美術のアートセンター「ジャミール・アートセンター」をドバイのウォーターフロントにオープンすることがわかった。

 総面積が約1万平米におよぶこのアートセンターの設計を手がけたのは、イギリスの建築事務所、セリエ・アーキテクツ。展示室に加えライブラリー、スタジオ、レストランなども併設し、アート・ジャミールのコレクションも含めた企画展が行われる。

塩田千春 掌の鍵 2015 第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館での展示風景 Courtesy of the artist Photo by Sunhi Mang ©️ VG Bild-Kunst, Bonn, 2017

 オープニング展では、10の展示室のうちの1室を使い、アーティストの塩田千春が新作を発表。本作は、ドバイの歴史とアイデンティティに着目し、伝統的な渡し船「アブラ」を使ったサイトペシフィックな作品になる。また塩田のほかにもララ・ルーク、マハ・マルー、ムニーラ・アル・ソルフといった3名の女性アーティストが個展形式で作品を発表する。

 いっぽう、シャルジャとニューヨークを拠点とする美術史家、キュレーターのムルタザ・ワリによる企画展「Crude」も開催。17組が参加する本展では、石油業界の歴史の暗部にフォーカスすることで、中東の近代化と変遷をひもとく。

ラティフ・アル・アニ  Construction for the Darbandikhan water supply pipeline project(Gelatin silver negative on cellulose acetate film, Baghdad, Iraq 1961)