草野絵美がハイパーミュージアム飯能で大型個展。生成AIで「ありえたかもしれない過去」を描く【2/2ページ】

新作を中心に、ノスタルジアの行方を探る

 今回の個展では、テレビモニターを積み上げた大型インスタレーション《Memory Metabolism》や立体作品《Mementoid》、プリント作品《Ornament Survival: Future Remains》などの新作を発表。さらに、「Ornament Survival」シリーズから未発表作品を含む約25点のプリント作品も展示される。

 情報や人々の関心が細分化されていくネット社会において、かつて多くの人々が共有していた物語や時代の「記憶」は、今後どのように変化していくのか。草野は、ノスタルジアを喚起する基盤が揺らぐなか、AIとの協働を通して「ありえたかもしれない記憶」を未来に向けて生成する。

『レンズのない写真論 エンド・オブ・ノスタルジア』(BNN)

 なお、展覧会の開催にあわせ、11月18日には草野の新刊『レンズのない写真論 エンド・オブ・ノスタルジア』(BNN)も刊行される予定だ。

編集部