「幻の花器」を再現
神奈川県箱根町の箱根ガラスの森美術館で、開館30周年記念特別企画展「描かれたヴェネチアン・グラス~箱根ガラスの森美術館コレクション~」が開催される。会期は7月18日〜2027年1月11日。
西洋絵画に描かれたヴェネチアン・グラスに着目し、美術館所蔵のガラス作品と複製絵画を組み合わせながら、その誕生から黄金期、衰退、復興までの歴史を紹介する本展。最大の見どころとなるのが、レオナルド・ダ・ヴィンチ《カーネーションの聖母》(1475頃)に描かれた花器の再現プロジェクトだ。作中に登場する透明な花器は、当時のガラス製作技術では実現が困難だったとされ、長らく「空想上のガラス器」と考えられてきた。今回はガラス工芸史家ローザ・バロヴィエール・メンタスティの監修と、ヴェネチア・ムラーノ島のガラス作家ダヴィデ・フインの協力により、この「幻の花器」を含む歴史的な作品5点が現代によみがえる。



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