さらに、地域芸術祭ならではの企画として、地域コミュニティや教育機関、企業と連携しながら、制作・リサーチ・発表をまちなかで行う協働型のプログラムも多数展開される。
芸術人類学者の石倉敏明とアーティストの尾花賢一が発表した《赤城山リミナリティ》は、山岳信仰の聖地として数多くの伝説をもつ赤城山へのリサーチがもととなった作品であり、2019年のアーツ前橋「表現の生態系」展にて発表された。今回はその続編として、さらに赤城山とその周辺の民俗についてリサーチを実施。現在は見えづらくなっている山とその裾野に暮らす人々のつながりを、アートを通して可視化していくという。

詩人の最果タヒは、グラフィックデザイナー・佐々木俊とともに、オリオン通りを舞台に「水と緑と詩のまち」を象徴する言葉のパブリックアートを制作・発表する。前橋出身の詩人・荻原朔太郎の精神を受け継ぐ最果は詩集『恋と誤解された夕焼け』で第32回萩原朔太郎賞を受賞しており、今回は前橋と最果の関係をさらに深化させる機会となるだろう。

ほかにも同芸術祭では、様々な地域協働プログラムの実施が予定されており、第二弾のアーティスト/プロジェクト発表にも期待が高まる。
ちなみに、前橋市のふるさと納税を活用することで、この「前橋国際芸術祭2026」を支援することも可能だ。



















