AIを用いた文学体験として注目されるのが、三島賞作家・中原昌也の全小説を学習した「声帯AI 中原昌也」との共作体験《声帯で小説を描く!》Presented by 宇川直宏 & DOMMUNEだ。来場者はAIと音声で対話しながら物語を生成し、その場で可視化されるテキストによって“ライブ文学”を体験する。会場では、同作誕生のプロセスを追った映像インスタレーションも併せて展示される。
音楽プログラムでは、2月13日に坂本龍一の精神を継承する音楽フェス「RADIO SAKAMOTO - Uday」(有料)が開催。国内外のアーティストが出演し、再開発が進む渋谷を「未来の音が立ち上がる都市」として再定義する一夜をつくり出す。出演は韓国のDJ、プロデューサーの250とKIRARAのほか、国内からはSTUTSが出演。蓮沼執太がキュレーションする実験的音楽プロジェクト「HEAR HERE -GATHERING」も開催される。

鑑賞体験そのものを問い直す試みとして、参加者同士の対話を軸に作品を巡る「対話エレクトロニカ」も実施。知識や前提を必要とせず、言葉を交わすことで多様な視点に出会う、新しい鑑賞の回路を提示する。

カナダのアート&デザインスタジオDaily tous les joursによる《Hello! Duetti》は、ベンチやボラードに組み込まれた光と音の装置を通じ、見知らぬ他者と即興的につながるインスタレーション。身体の動きそのものが作品生成に関与する体験型作品だ。本作は1月23日〜2月27日の期間、国道246号横断デッキ(渋谷スクランブルスクエアと渋谷ストリームをつなぐデッキ)で展示。

そのほか、バレンタイン当日の日没後には代々木公園上空でドローンショー「Earthshot」が実施。光の編隊が渋谷の夜空を彩る。
DIG SHIBUYA 2026は、展覧会やフェスティバルの枠を超え、都市そのものを実験場とする総合的なカルチャーイベントとして構想されている。多くのプログラムが無料で開かれ、偶然通りかかった人も含めて体験の主体となる点も特徴的だ。AI、XR、サウンド、パブリックアート、対話型プログラム──それらが渋谷という都市の文脈と交差することで、テクノロジーがもたらす新たな感覚や関係性が立ち上がる3日間となるだろう。
AI、XR、サウンド、パブリックアート、対話型プログラム──それらが渋谷という都市の文脈と交差することで、テクノロジーがもたらす新たな感覚や関係性が立ち上がる3日間となるだろう。
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