東京オペラシティアートギャラリーで「カイ・フランク展 時代を超えるフィンランド・デザイン」が開催

東京・初台にある東京オペラシティアートギャラリーで「カイ・フランク展 時代を超えるフィンランド・デザイン」が開催される。会期は2027年1月16日〜3月22日。

《KF 486》ゴブレット、 1968年、1969-71年 ©Architecture and Design Museum, Photo: Rauno Träskelin

 東京・初台にある東京オペラシティアートギャラリーで「カイ・フランク展 時代を超えるフィンランド・デザイン」が開催される。会期は2027年1月16日〜3月22日。

 フィンランドを代表するデザイナーであるカイ・フランク(1911〜89)は、不要な装飾を排した普遍的で機能的、かつ汎用性の高いデザインで知られている。最小限の器で日常を豊かにするその哲学は、戦後の困難な時代にフィンランドの家庭に広く受け入れられ、いまなお世界中で愛されている。また、限りある資源を尊重する姿勢は、今日のサステナビリティの理念を先取りするものであった。

 本展は、ヘルシンキのアーキテクチャー・アンド・デザイン・ミュージアムが2011 年に開催した回顧展をもとに、同館のコレクションを中心に構成される。ガラス、磁器、ファブリック、デザイン画など約250点を通して、初期から晩年にいたるフランクの創作の軌跡が紹介される。さらに、写真や映像資料を交え、日本との交流や後進のデザイナーへの影響にも光を当てるものとなる。