「薬師川千晴:ノックノック、境界の扉をノックする。」(京都市京セラ美術館)

京都市京セラ美術館で「ザ・トライアングル 薬師川千晴:ノックノック、境界の扉をノックする。」が開催されている。会期は11月16日まで。
「ザ・トライアングル」は、同館のリニューアルオープンに際して新設された展示スペース。京都ゆかりの作家を中心に新進作家を育み、同館の来場者が現代美術に触れる場となることを目的としている。
そんなスペースで開催される本展の出展作家である薬師川千晴は、1989年滋賀県⽣まれ。「対」という関係性を主題に独⾃の抽象絵画を制作している。近年⼿がけている「knock」シリーズでは、画⾯の向こう側の⽬に⾒えない相⼿に向かって合図を送るかのように、絵具をつけた⾃⾝の⼿で画⾯をノックすることで絵画を制作している。本展では、この「knock」シリーズを中⼼に新作が展示されている。
会期:2025年9月9日~11月16日
会場:京都市京セラ美術館
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
電話番号:075-771-4334
開館時間:10:00~18:00
休館日:月(祝日の場合は開館)
料金:無料
アルウラ・アーティスト・イン・レジデンス展「ノスタルジアの未来」(寺田倉庫G3)

東京・天王洲にある寺田倉庫G3-6Fで、サウジアラビアの古代都市・アルウラでの滞在制作(レジデンス)プログラムに参加した21名の作家による展覧会「ノスタルジアの未来」が開催されている。会期は11月16日まで。
本展は、アーツアルウラ(Arts AlUla)とフランス・アルウラ開発庁(AFALULA)が主催するもの。この2つの団体により、2021年に設立されたのが、「アルウラ・アーティスト・イン・レジデンス・プログラム」である。本プログラムは、地域のアーティストだけでなく国際色豊かなアーティストが、創作の探求と実験を行うためのプラットフォームとして、新たに開設されたアルジャディダ地区のアーティスト宿泊施設に滞在し制作を行うもの。
本展には、そんな「アルウラ・アーティスト・イン・レジデンス・プログラム」に参加する、世界各地10ヶ国から集った21名の作家が参加している。絵画、彫刻、インスタレーション、写真、映像など35点の作品で構成され、そのうち7点は本展のために制作された新作となっている。
会期:2025年11月5日〜16日
会場:寺田倉庫G3-6F
住所:東京都品川区東品川2-6-10
開館時間:11:00〜20:00
料金:入場無料



















