「平子雄一展 ORIGIN」(岡山県立美術館)

人間と植物との関係をテーマに作品を制作してきたアーティスト・平子雄一の個展「平子雄一展 ORIGIN」が11月9日に閉幕する。なお、本展は香川、岡山、兵庫の3県8つの美術館で、日本人の現代美術家による作品を中心とした展覧会を開催する、瀬戸芸美術館連携プロジェクトのひとつ。
本展は平子の故郷である岡山県で初の大規模個展となり、展示室のみならず、屋内広場や中庭など、美術館の建築を活かした展示が展開されている。会場レポートはこちら。
会期:2025年9月16日〜11月9日
会場:岡山県立美術館
住所:岡山市北区天神町8-48
電話番号:86-225-4800
開館時間:9:00〜17:00
料金:一般 1500円 / 65歳以上・大学生 1300円 / 高校生以下無料
「瀬戸内国際芸術祭2025」

瀬戸内海の直島をはじめとする複数会場で展開される「瀬戸内国際芸術祭」。その第6回となる「瀬戸内国際芸術祭2025」の秋会期は11月9日までとなっている。
2010年の初開催以来、毎回100万人前後の来場者を記録してきた瀬戸内国際芸術祭。「瀬戸内国際芸術祭2025」も、これまで同様、春(4月18日〜5月25日)・夏(8月1日〜8月31日)・秋(10月3日〜11月9日)の3会期(計107日間)にわけて芸術祭を開催。直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、高松港、宇野港に加え、春会期に瀬戸大橋、夏会期に志度・津田、引田、秋会期に本島、高見島、粟島、伊吹島、宇多津を合わせた計17のエリアが会場となっている。なお、宇多津エリア、志度・津田エリア、引田エリアは今回新たに加わるエリアとなり、また直島では今春開館した直島新美術館も会場となっている。春会期のレポートはこちら。夏会期のレポートはこちら。
春会期:4月18日〜5月25日
夏会期:8月1日〜8月31日
秋会期:10月3日〜11月9日
会場:直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、高松港、宇野港、瀬戸大橋、志度・津田、引田、本島、高見島、粟島、伊吹島、宇多津
住所:香川県香川県高松市サンポート1-1-3F(高松港)
電話:087-813-2244(瀬戸内国際芸術祭総合案内所)
開館時間:会場によって異なる
休館日:会場によって異なる
観覧料:[3シーズンパスポート]一般 5500円 / 16〜18歳 2500円(要身分証) / 15歳以下 無料
[1シーズン(春・夏・秋)パスポート]一般 4500円
「第77回 正倉院展」(奈良国立博物館)

毎年秋に封が解かれ、宝物の点検が行われる正倉院宝庫。この時期にあわせて宝物を一般に公開する正倉院展が、今年も奈良国立博物館で11月10日まで開催されている。
正倉院宝庫には様々な経緯で宝物が納められたと考えられている。大きくは天平勝宝8歳(756年)6月21日以降の5回にわたり、光明皇后によって東大寺の大仏に献納された聖武天皇の遺愛品、東大寺での法要にまつわる品々、東大寺の造営に当たった造東大寺に関連する品々に分類することができる。ほかにも宮中儀式具や武器・武具なども残っており、宝物の入庫には様々ないきさつがあったことが推定されている。
今年の出陳宝物は67件、うち6件は初出陳。シルクロードを経て東アジアにもたらされた《瑠璃坏》や、「蘭奢待(らんじゃたい)」の名でもよく知られている《黄熟香》なども展示されている。会場レポートはこちら。
会期:2025年10月25日~11月10日
会場:奈良国立博物館
住所:奈良県奈良市登大路町50(奈良公園内)
電話:050-5542-8600
開館時間:8:00~18:00(金土日祝〜20:00) ※入館は閉館の60分前まで
休館日:会期中無休
観覧料:一般 2000円 / 大学・高校生 1500円 / 小中学生 500円 ※日時指定券



















