マームとジプシー×川上未映子の共同作業が7年ぶりに再始動。12月から3会場で公演が開催

藤田貴大が率いるマームとジプシーが小説家・詩人の川上未映子との共同作業を7年ぶりに再始動させた。川上が短編小説として発表した「ウィステリアと三人の女たち」を初めて舞台化した公演が、12月から3会場で開催される。

 藤田貴大が率いるマームとジプシーが、小説家・詩人の川上未映子との共同作業を7年ぶりに再始動させた。川上が短編小説として発表した「ウィステリアと三人の女たち」を初めて舞台化した公演が、12月から新宿、横浜、渋谷の3会場で開催される。

 マームとジプシーは、藤田貴大が全作品の脚本と演出を務める演劇団体として2007年に設立。作品ごとに出演者とスタッフを集め創作を行っており、同じシーンを高速でくり返すことで変移させていく「リフレイン」の手法を用いた抒情的な世界で作品ごとに注目を集めている。

 川上未映子との共同作業は、2013年、14年、18年に行っており、4回目となる今回は、7年ぶりのプロジェクトとなる。川上が2018年3月に短編小説として発表した「ウィステリアと三人の女たち」を原作とし、藤田が上演台本と演出を手がける。演じるのは青柳いづみ。なお本作は、川上の短編小説としては初めての舞台化となる。

 公演は、新宿のLUMINE0(12/26~28)、横浜の象の鼻テラス(2026年1月17日~18日) 、渋谷のWWW(2月19~20日)の3会場で開催される。

「まえのひ2018」横浜公演 2018年 撮影=井上佐由紀

編集部