「養老天命反転中!Living Body Museum in Yoro」(養老天命反転地[養老公園])

©1997Reversible Destiny Foundation.Reproduced with permission of the Reversible Destiny Foundation
養老天命反転地の開園30周年を記念したイベント「養老天命反転中!Living Body Museum in Yoro」が開催される。
荒川修作とマドリン・ギンズによって構想・設計されたこの施設は、「死なないための場」をテーマに、既存の制度や価値観にとらわれず、人間の身体が持つ無限の可能性を探る空間として誕生した。物質文明から生命文明への転換が問われる現代において、両者の思想「天命反転」の意義はますます注目を集めている。
本イベントでは、国際的に活躍するアーティストの特別展示のほか、11月1日から3日には全参加アーティストによるダンス・音楽・美術の特別公演を実施する。出演するのは、これまでも荒川+ギンズの世界を舞台化してきたNeon Dance、音響表現で知られるevala、国内外で活動を展開する大巻伸嗣の3組である。養老天命反転地におけるこの三者による特別なコラボレーションが披露される。
会期:2025年10月25日~11月17日
会場:養老天命反転地(養老公園)
住所:岐阜県養老郡養老町高林1298-2
開館時間:9:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:火
観覧料:一般 850円 / 高校生 550円 / 小学・中学生 350円
「柚木沙弥郎 永遠のいま」(東京オペラシティ アートギャラリー)

東京オペラシティ アートギャラリーで、企画展「柚木沙弥郎 永遠のいま」が開幕した。会期は12月21日まで。
型染の世界に新風を吹き込んだ柚木沙弥郎(1922〜2024)は、自由でユーモラスな形態と美しい色彩が調和した生命力にあふれる作品で知られる。柳宗悦らによる民藝運動に出会い、芹沢銈介のもとで染色家としての道を歩みはじめ、挿絵やコラージュなどジャンルの垣根を超えて創作世界を広げてきた。
本展では、75年にわたる活動を振り返るとともに、ゆかりのあった都市や地域をテーマに加え、柚木沙弥郎の仕事を紹介する。身の回りの「もの」に対する愛着や日々のくらしに見出した喜びから生み出された作品群を通して、民藝を出発点に人生を愛し楽しんだ柚木沙弥郎の創作活動の全貌を提示するものとなっている。
会期:2025年10月24日~12月21日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
電話:050-5541-8600
開館時間:11:00~19:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月、11月4日、11月25日(ただし11月3日、11月24日は開館)
観覧料;一般 1600円 / 大学・高校生 1000円 / 中学生以下無料
「メタル展」(銀座メゾンエルメス ル・フォーラム)

エルメス財団から書籍『Savoir & Faire 金属』が刊行。本書の刊行を記念し、銀座メゾンエルメス ル・フォーラムでは、金属の属性を考えるグループ展「メタル」が開催される。
本展では、金属にまつわる様々な事象から見受けられる両義性について、音楽、映像、造形の側面から3名のアーティストたちが金属を読み解き、再考するものとなる。
参加作家は、メタル音楽を記号論的に解釈するエロディ・ルスール、日本古来の朱と水銀を媒介に内的宇宙と外的象徴を創造する映画監督の遠藤麻衣子、そして鉄球としての地球に人間活動を重ね合わせ、廃材を用いた作品をつくる榎忠の3名。
会期:2025年10月30日~2026年1月31日
会場:銀座メゾンエルメス ル・フォーラム 8・9階
住所:東京都中央区銀座5-4-1
電話番号:03-3569-3300
開館時間:11:00〜19:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:水
料金:無料
「岡本太郎 生きることは遊ぶこと」(川崎市岡本太郎美術館)

川崎市岡本太郎美術館で「岡本太郎 生きることは遊ぶこと」が開催される。会期は10月28日~2026年3月29日。
岡本太郎は、絵画、彫刻、写真、執筆、音楽、スポーツ、旅など多様な表現活動を通じて、「生きる」ことそのものに向き合い続けた芸術家だといえる。若き日を過ごしたパリでは、前衛芸術に触れるとともに、パリ大学にてマルセル・モースのもとで民族学を学び、人間の文化や生活における「遊び」の本質に着目するようになった。岡本にとって「遊び」とはたんなる娯楽ではなく、全存在を懸けた真剣な営みでもあった。
本展では「遊び」をキーワードに、川崎市岡本太郎美術館のコレクションから代表作を紹介し、その人生と芸術に迫る。
会期:2025年10月28日~2026年3月29日
会場:川崎市岡本太郎美術館
住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
電話:044-900-9898
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月、11月4日、11月25日、12月29日〜1月3日、1月13日、2月12日、2月24日(11月3日、11月24日、1月12日、2月23日は開館)※臨時休館あり
観覧料:10月28日〜2026年1月30日(常設展のみ開催) 一般 500円 / 高校・大学生・65歳以上 300円 1月31日〜3月29日(企画展とのセット料金):一般 700円 / 高校・大学生・65歳以上 500円中学生以下 無料



















