「弓指寛治 不成者:現代アートが描く義勇軍」(水戸市内原郷土史義勇軍資料館)

水戸市内原郷土史義勇軍資料館で、戦後80年企画展「弓指寛治 不成者:現代アートが描く義勇軍」が開催されている。
弓指寛治は元義勇軍隊員を祖父に持ち、戦争や慰霊をテーマに社会や歴史が生んだ不条理を鋭く表現し続けている。本展は、元隊員の市川力三(1924〜95、三重県生まれ)の手記をもとにした完全新作約50点を展示するものだ。
戦後80年を迎え、戦争の記憶が失われつつあるいま、現代美術を通すことで、かつて満蒙開拓青少年義勇軍内原訓練所のあった内原の地から、忘れてはならない戦争の記憶と平和の大切さを発信している。また、資料館と作家が共に文化を発信し、収益につなげるため、全出展作品をふるさと納税の返礼品とする試みも行われている。
会期:2025年8月1日~10月26日
会場:水戸市内原郷土史義勇軍資料館
住所:茨城県水戸市内原町1497-16
開館時間:9:00~16:45
休館日:月
観覧料:無料
「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」(スパイラルガーデン)

東京・表参道のスパイラルガーデンで、「ライカI」の誕生100周年を記念した展覧会「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」が10月26日まで開催されている。
「ここに決断を下す。リスクは覚悟の上だ」。この言葉とともに、起業家エルンスト・ライツ2世は、35ミリ判カメラの量産に踏み切った。1925年、ドイツ・ライプツィヒで開催された春季見本市で「ライカI」が発表。以来、写真の世界に変革がもたらされ、今年で100年の時が経った。
その節目の年を記念して、世界主要都市で行われた展示が東京に巡回。100年にわたる歴史を振り返るとともに、写真を通じて結ばれた植田正治と福山雅治による展覧会、さらに「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」受賞の世界的写真家による作品展示など、ライカの伝統と文化が多角的に紹介されている。
会期:2025年10月18日~10月26日
会場:スパイラルガーデン
住所:東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1階
電話:03-3498-1171
開館時間:11:00~19:00観覧料無料(事前予約制)



















