「エヴァンゲリオン」の30周年記念展「ALL OF EVANGELION」。エントランスイメージや展示構成が発表【2/3ページ】

 第1章では「新世紀エヴァンゲリオン」が放送された当時の「セル画」を紹介。透明なフィルムに絵の具でキャラクターや造作物を描いたセル画は、目や口だけなどのパーツに分けられ、連続した滑らかな動きを表現するために使われました。本章では、アニメや特撮の資料を管理・保全することを目的に庵野秀明が設立したNPO法人「アニメ特撮アーカイブ機構」協力の下、現存する合計1万カット以上から厳選された貴重なセル画を約270点が展示される。

 第2章は『エヴァンゲリオン』の声優陣の貴重なオーディション音声の一部や、フィルムの設計図ともいえる絵コンテのほか、予告映像の総集編を紹介する。

 第3章は「新世紀エヴァンゲリオン:放送開始から12年後、2007年に劇場公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』と、その続編となる『:破』『:Q』に焦点を当てる「新世紀エヴァンゲリオン」とはまったく異なる展開を迎えたこの連作について、本章では、クリエイターの思いや繊細な筆致が分かる手描きの原画やレイアウトのほか、デジタル上で制作されたメカや背景が融合した映像美が生み出されていく様を紹介する。

編集部