AIアートとエコロジーが融合。「Synthetic Natures もつれあう世界:AIと生命の現在地」がシャネル・ネクサス・ホールで開催

東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールでソフィア クレスポ / エンタングルド アザーズによる「Synthetic Natures もつれあう世界:AIと生命の現在地」が開催される。

エンタングルド アザーズ specious upwellings(部分) ©Entangled Others

 東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで、AIアートとエコロジーが融合する展覧会「Synthetic Natures もつれあう世界:AIと生命の現在地」が開催される。

 本展は、長谷川祐子が主宰する「Hasegawa Curation Lab.」とのコラボレーションのもと、次世代を担う若手キュレーターを起用する展覧会の第2弾。キュレーションはキュラトリアル・コレクティブ「HB.」の共同代表である三宅敦大が担う。

 本展に参加するのは、リスボンを拠点に活動するアーティスト、ソフィア クレスポ(Sofia Crespo)と、クレスポがフェイレカン カークブライド マコーミックとともにアーティスト・デュオとして活動するエンタングルド アザーズ(Entangled Others)だ。

ソフィア クレスポとフェイレカン カークブライド マコーミック
Photo by Klemen Skočir

 クレスポは1991年アルゼンチン生まれ。テクノロジーと有機的生命との共生関係に深く入り込み、テクノロジーを自然から切り離されたものとする従来の見方を再考する作品を制作しており、AIのメカニズムがどのように有機的な形態を模倣し、進化させることができるかを探求し、AIによって生成されたイメージと人間の創造性の間に共通項を模索している。

 またエンタングルド アザーズでは、その作品を通して、テクノロジーや自然界の種の表象に潜むバイアスに対する問いを投げかけ、計算に基づく生物学的モデルへの回帰を提案し、種や生態系を超えて広がる「エンタングルメント」の概念を探究している。

編集部

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