佐藤雅彦の展覧会が横浜美術館で開催。創作の軌跡をたどる初の大規模個展【2/2ページ】

 本展は、佐藤の創作活動の軌跡をたどる世界初の大規模個展。佐藤が表現者/教育者として世に送り出してきたコンテンツを一堂に紹介し、40年にわたる創作活動を概観する。

イデアの工場(DNP)

 佐藤の創作の根幹には、「つくり方」「わかり方」についての独自の理論やアイデアが蓄積されている。会場では佐藤の多様な作品の創作プロセスを紹介し、その独創的なコミュニケーションデザインの考え方や理論を紐解いていく。

ピタゴラ装置(NHK「ピタゴラスイッチ」より) 画像提供=横浜美術館

 佐藤が「つくり方が新しければ、自ずとできたものは新しい」と語るように、あらゆる物事に時間をかけて対峙し、自分なりの考え方を整理整頓すること、そこから表現を生み出すことの大切さやおもしろさを、展覧会を通して伝えるものが目指される。

佐藤雅彦 ballet rotoscope

編集部

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