宮城県にデザインミュージアム「Numata (DESIGN+ART) Museum」がオープン

宮城県にデザインミュージアム「Numata (DESIGN+ART) Museum」がオープン。株式会社GREEN BIRDの代表取締役・沼田寛彦によるもので、「常設でいつでもデザインを楽しめる場」として誕生した。

Numata (DESIGN+ART) Museum 外観

 宮城・川崎町にデザインミュージアム「Numata (DESIGN+ART) Museum」がオープンした。

 Numata (DESIGN+ART) Museumの立ち上げは、株式会社GREEN BIRDの代表取締役である沼田寛彦によるもの。沼田が初めてロンドンのデザインミュージアムを訪れた際に体感した「自分たちの身近にあるプロダクトデザインの逸品をミュージアムで観ることができる」ことの衝撃と感動がきっかけとなり、「常設でいつでもデザインを楽しめる場」としてのミュージアム設立に至ったという。

Numata (DESIGN+ART) Museumのロゴマーク・ミュージアムグッズのデザインは平林奈緒美が担当

 株式会社GREEN BIRDは、2004年にアパレルの小売・卸売業・輸入業として事業をスタート。11年には、宮城県仙台市に北欧ビンテージ家具・雑貨店「Chickadee&HOME」をオープンさせ、世界中の有名作品を販売するかたわら、さらに希少なビンテージ家具・雑貨の収集を続けてきた。この収集活動がデザインミュージアムのオープンへとつながっている。

 収集品事例は、アルヴァ・アアルト、アイノ・アアルト、アルネ・ヤコブセン、ディーター・ラムス、杉本博司、 イルマリ・タピオヴァーラ、ハンス・J・ウェグナー、コーア・クリント、トム・サックス、ヴィルヘルム・ラウリッツェンなど。

1階:Arne Jacobsen , Finn Juhl , Hans J. Wegner などの希少なオリジナル作品を展示。同階のエキシビションスペースでは年に数回の企画展を予定している
2階:Alvar Aalto 1930~1950年代の作品の展示

 日本国内において、デザインの企画展などは年間数多く開催されてきたものの、常設でデザイン作品を観ることができるミュージアムはあまり多くないのが現状だ。同ミュージアムでは、フィンランド・デンマーク・ドイツを中心に家具、雑貨、電化製品、ファッション、ポスターそして現代アートなども常設展示。いつでもデザインを楽しめる場所として、またデザインを学ぶ人たちの一助となる存在として今後は活動の幅を広げていくという。

展示写真=米田智子
展示写真=杉本博司
アメリカ、ドイツ、日本など、時代・国を問わずデザイン性が高いと感じるプロダクトを展示
Numata (DESIGN+ART) Museum 外観

編集部

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