ポーラ美術館開館以来初。ゴッホをテーマとした展覧会「ゴッホ・インパクト─生成する情熱」展開催へ【3/3ページ】

 また、ゴッホからの影響を受けた作家たちの作品として、岸田劉生の《外套着たる自画像》(1912)、ゴッホとその弟テオの眠る墓を描いた前田寛治の《ゴッホの墓》(1923)、森村泰昌が1985年に初めて扮装した耳に包帯を巻いているゴッホの自画像《肖像(ゴッホ)》(1985)、ゴッホの《薔薇》(1890)を翻案した福田美蘭《冬-供花》(2012)、桑久保徹が美術史における巨匠を取り上げて、想像上のアトリエを描き出す「カレンダーシリーズ」のなかのひとつ《フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホのスタジオ》(2015)、そしてフィオナ・タンの《アセント》(2016)なども出品される。

岸田劉生 外套着たる自画像 1912 京都国立近代美術館
前田寛治 ゴッホの墓 1923 個人蔵
中村彝 向日葵 1923 石橋財団アーティゾン美術館
森村泰昌 肖像(ゴッホ) 1985ポーラ美術館
copyright the artist, courtesy of ShugoArts
福田美蘭 冬-供花 2012 豊田市美術館
桑久保徹 フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホのスタジオ 2015 個人蔵
©Toru Kuwakubo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
フィオナ・タン アセント 2016 ベルナール・ビュフェ美術館

編集部

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