2024.6.19

静嘉堂文庫美術館(丸の内)で「超・日本刀入門 revive― 鎌倉時代の名刀に学ぶ」が開催へ

東京・丸の内の静嘉堂文庫美術館で「超・日本刀入門 revive― 鎌倉時代の名刀に学ぶ」が開催される。会期は6月22日~8月25日。

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 東京・丸の内の静嘉堂文庫美術館で「超・日本刀入門 revive― 鎌倉時代の名刀に学ぶ」が開催される。会期は6月22日~8月25日。

 本展は、昨今の刀剣ブームが定着した現在において、改めてその基本的な鑑賞方法を伝える入門編の展覧会となる。丸の内においても初の刀剣展であり、館蔵の国宝・重要文化財刀剣9件をはじめとして、「日本刀の黄金時代」と称される鎌倉時代を中心に、平安~南北朝の古名刀を特集されるという。

国宝 手掻包永 太刀 銘 包永 鎌倉時代(13世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵
重要文化財 新藤五国光 太刀 銘 国光 鎌倉時代(13~14世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵
重要文化財 左安吉 短刀 銘 安吉(名物日置安吉) 南北朝時代(14世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵

 さらに特別公開として、鎌倉時代の仏像の名品、重要文化財「木造十二神将立像」7軀も一堂に会する。会期中は学芸員によるトークイベントが実施されるほか、8月13日はおしゃべりをしながら展覧会を楽しめる「トークフリーデー」も実施。様々な刀剣の鑑賞機会が増える現在、改めてその見方についておさらいしてみるのもよいだろう。

左から、慶派 木造十二神将立像のうち丑神像、午神像 鎌倉時代・安貞2年(1228)頃 静嘉堂文庫美術館蔵
伝 後藤乗真 十二支図三所物 室町時代(16世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵