奈良県内の歴史的な町並みや町家で現代芸術の展覧会を開催する地域型アートプロジェクト「奈良・町家の芸術祭はならぁと 2023」が今年も開催される。会期は10月20〜30日。
13年目を迎える今年は「はならぁと・こあ」(宇陀松山エリア)、「はならぁと・さてらいと」(橿原・今井エリア)(桜井戒重・本町通エリア)、「はならぁと・あらうんど」(吉野町三茶屋・殿川エリア)の4エリアで開催。
メインエリアとなる「はならぁと・こあ」では、ゲストキュレーターにインディペンデント・キュレーターの長谷川新を招致し、展覧会「SEASON 2」を開催する。
長谷川は現存する日本最古の薬草園がある宇陀松山を、自然と伝統の息づかいが残る土地としたうえで「なにかの続き」と「それ自体の固有」の両立として本展を「SEASON 2」と名づけた。参加作家は朝海陽子、クローン文化財(ジャン=フランソワ・ミレー《種をまく人》)、丸木スマ、山本悠、ユアサエボシなど。
なお、開催に先がけてプレイベント『はならぁとmeeting』を8月1日より奈良県立美術館を中心に、奈良市内各所で開催する。