デイジーのアイコンで広く知られるファッション・コスメブランド、「マリー・クワント」。その創設者であるマリー・クワントは60年代ロンドンにおけるモードの先駆者であり、女性起業家のパイオニアでもあった。モダンで若々しい彼女のデザインは、当時の女性たちのファッションを一変させたことで知られている。
そのマリー・クワントにフォーカスした本展は、イギリスで約40万人が訪れた展覧会の日本巡回展。1955年から1975年にかけてのデザイナー・起業家としての歩みをたどるものだ。
イギリス、ヴィクトリア&アルバート博物館所蔵の約100点の衣服を中心に、アクセサリーや小物だけでなく、写真や雑誌、関連資料も展示。マリー・クワントのコスメが日本に上陸した1971年以前のアイテムが多数展示されることもポイントだ。
なお、同展の開催にあわせてドキュメンタリー映画『マリー・クワント スウィンギング・ロンドンの伝説』が東京・渋谷のBunkamura ル・シネマにて11月26日より公開される。マリー・クワントの知られざる素顔やデザインの秘密に注目したい。