パリ国立オペラの2019-2020年シーズンプログラムが発表され、そのオープニング作品を杉本博司が飾ることになった。
演目は『At the Hawk’s Well / 鷹の井戸』。同作は、アイルランドの詩人で劇作家のウィリアム・バトラー・イェイツが能楽に影響を受けて執筆した戯曲『At the Hawk’s Well / 鷹の井戸』を原作にしたもので、全体の演出を杉本が手がける。杉本は2013年にもパリ市立劇場で『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』を上演したが、6年ぶりとなるパリでの作品発表は大きな注目を集めることになるだろう。
なお本作では、音楽・空間演出にパフォーマンス集団「ダムタイプ」メンバーの池田亮司、振付に世界各国で活動するアレッシオ・シルベストリン、衣裳にモードの第一線を走り続けるファッションデザイナー、リック・オウエンスを迎え、パリ・オペラ座のバレエダンサーとの初のコラボレーションに挑む。