アメリカの政治的問題をアートを通じて発信するアーティスト・コレクティヴ、For Freedoms。同コレクティヴが、アメリカ大統領選挙を前に、東京・神宮前のインスタレーションスペース「StandBy」でビルボードプロジェクトを実施する。会期は10月30日〜11月29日。
2016年より活動を開始したFor Freedomsは、現代美術家のハンク・ウィリス・トーマスやエリック・ゴットマンらによって結成。現在では多くのアーティストとともに、美術館、⼤学などの⽂化施設が参加するプロジェクトを統率するなど、アメリカ国内でも有数の⼤規模な組織となり、人々に政治と⽂化、芸術への関⼼をうながしている。
国内初となる同展⽰では、For Freedomsの代表的な活動のひとつであるビルボード・プロジェクトとして、スペースの壁面にメッセージを掲示する。
また、壁面には同時に、かつてアメリカ奴隷制度廃⽌に貢献したグループに触発され、その名を引き継ぎ活動するWide Awakesによるインスタレーションも掲示。
さらに建物内では、日系アメリカ人のタダシ・ナカムラのショートフィルムと、Wide Awakesのメンバーであるブラックソートのラッパー、タリク・ルクマーン・トロッターのショートフィルムも上映される。