自由にブロックを組み立てる建築やサバイバル生活など、様々な楽しみ方で世界中の人気を集めているゲーム「マインクラフト」。そのなかで作品を展示する「向こうがわ芸術祭」が、10月27日にスタートした。
本展は、コロナ禍に作家たちが集まって遊んでいたというマインクラフトの世界を外向きに発信する試み。イラストレーター・たかくらかずきは「マインクラフトの広大な土地を遊んでいると、寂しさと大自然、ポツポツと点在するモニュメントの様子がまるで地方芸術祭のようで、それならばこのマインクラフトのサーバーをひとつの『地方』に見立てて芸術祭をしてみようと思い立った」と語っている。
鑑賞者はマインクラフトでサーバーにログインすることで、ワールド内にある作品を自由に鑑賞することができる。終了日はいまのところ設けられておらず、ワールドは作業の進行にあわせて定期的にアップデートされ、作品が増えることもあるという。また鑑賞者も自由に建築することができるが、定期的にリセットされる。
参加作家は雨宮透貴、うーたん・うしろ、草野絵美、シシヤマザキ、たかくらかずき、TaigenKawabe、ヌケメ、HouxoQue、円香、Maruosa。ウェブサイトでは鑑賞方法や作品のマップが公開されているため、こちらもチェックしてほしい。