今年10月から12月にかけて、岡﨑乾二郎の個展「TOPICA PICTUS」が美術館やギャラリーで分散的に開催。この一連の展示作品を収録した画集『TOPICA PICTUS とぴかぴくたす』が刊行される。
岡﨑は、村松画廊での初個展「たてもののきもち」(1981)で、レリーフによる「あかさかみつけ」シリーズを発表して以来、彫刻や絵画、映像、メディア・アート、建築のほかにも、テキスタイル、舞台美術、絵本、タイル、描画ロボットによるドローイングなど、様々な分野で制作活動を実施。昨年は豊田市美術館で17年ぶりとなる大規模個展「視覚のカイソウ」が開催された。
今回の「TOPICA PICTUS」では、岡﨑が3月から6月にかけてアトリエにこもり制作した150点強の作品が、複数に分割され各地で展示。10月5日時点では、特集展示「岡﨑乾二郎 TOPICA PICTUS こざかほんまち」(10月17日〜12月13日、豊田市美術館)、「TOPICA PICTUS たけばし」(2020年11月3日〜2021年2月23日)、「TOPICA PICTUS てんのうず」(10月31日〜12月12日、Takuro Someya Contemporary Art)、「TOPICA PICTUS きょうばし」(11月6日〜12月12日、南天子画廊)の開催が決定しており、詳細も追って発表される。
『TOPICA PICTUS とぴかぴくたす』は、この一連の「TOPICA PICTUS」の展示作品150点のうちの138点を収録した画集で、有限会社urizenから10月24日に刊行される。高解像度で作品画像が実物大で掲載されており、全国の書店やギャラリーにて取り扱われる。