「未来と芸術展」から岡山芸術交流まで。今週末に見たい3つの展覧会

11月24日までに終了する展覧会と今週スタートした展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介する。この機会をお見逃しなく。

「未来と芸術展」展示風景

日本初のバイオ・アトリエも。「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命─人は明日どう生きるのか」(森美術館)

「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命─人は明日どう生きるのか」展示風景より、バイオ・アトリエ

 森美術館で開幕した「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命─人は明日どう生きるのか」は、アートの枠組みを超えた100点以上の作品・プロジェクトを通して人類の未来を考える展覧会。

 アート、建築、都市計画、ファッション、バイオなど多様なジャンルから64のアーティスト・プロジェクトが参加し、、「都市の新たな可能性」「ネオ・メタボリズム建築へ」「ライフスタイルとデザインの革新」「身体の拡張と倫理」「変容する社会と人間」の5セクションでそれぞれの未来像を提示する。会場には、日本初の試みとして、バイオアート作品の制作や実験ができる環境として「バイオ・アトリエ」が美術館内に設置されている。

会期:2019年11月19日~2020年3月29日
会場:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
電話番号:03-5777-8600
開館時間:10:00〜22:00(火〜17:00)
休館日:会期中無休
料金:一般 1800円 / 大学・高校生 1200円 / 4歳〜中学生 600円 / 65歳以上 1500円

あのデザイナーの原画が見れる。「マル秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」(21_21 DESIGN SIGHT)

「マル秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」会場風景

 東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTでは、「日本デザインコミッティー」に所属する26名のデザイナーや建築家によるスケッチや図面、模型などの「原画」を集めた展覧会「マル秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」が開幕した。

 本展は「Takram」デザインエンジニア・田川欣哉がディレクション。原研哉や佐藤卓、山中俊治といったデザイナーたちの貴重なスケッチ原画をはじめ、建築家・隈研吾は折り紙によるスタディも展示。

会期:2019年11月22日〜2020年3月8日
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内
電話番号:03-3475-2121
開館時間:10:00〜19:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:火(ただし12月24日、2月11日は開館)、年末年始(12月26日〜1月3日)
料金:一般 1200円 / 大学生 800円 / 高校生 500円 / 中学生以下無料

ピエール・ユイグが見せる作品の“つながり”。「岡山芸術交流2019 IF THE SNAKE もし蛇が」

「岡山芸術交流」展示風景より、パメラ・ローゼンクランツ《皮膜のプール(オモロム)》(2019)

 フランスを代表するアーティスト、ピエール・ユイグがアーティスティックディレクターを務める国際展「岡山芸術交流2019 IF THE SNAKE もし蛇が」がいよいよ24日で閉幕する。

 岡山芸術交流として2回目の開催となった本展では、世界9ヶ国から18組のアーティストが参加。それぞれの作品が別の作品に影響を及ぼしたり、共鳴したいする緩やかな「つながり」が、今回の大きな特徴だ。その意図については、ユイグのインタビューも参照してほしい。

会期:2019年9月27日~11月24日
会場:旧内山下小学校、旧福岡醤油建物、岡山県天神山文化プラザ、岡山市立オリエント美術館、岡山城、シネマ・クレール丸の内、林原美術館ほか
料金:一般 1800円 / 一般(岡山県民) 1500円 / 学生 1000円 / 65歳以上 1300円 / 高校生以下無料

編集部

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