EXHIBITIONS

未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命

―人は明日どう生きるのか

2019.11.19 - 2020.03.29

エコ・ロジック・スタジオ H.O.R.T.U.S. XL アスタキサンチン g 2019 © NAARO

ビャルケ・インゲルス&ヤコブ・ランゲ 球体 2018 撮影=Michael Filippoff

ビャルケ・インゲルス・グループ オーシャニクス・シティ 2019

WOHA オアシア・ホテル・ダウンタウン 2016 撮影=Patrick Bingham-Hall

ディムート・シュトレーベ シュガーベイブ 2014-

アギ・ヘインズ 体温調整皮膚形成手術(「変容」シリーズより) 2013

長谷川愛 シェアード・ベイビー 2011

ザカリー・カネパリ&ドレア・クーパー ザ・ドッグ 2015

 これまでに「医学と芸術展」(2009〜10)、「宇宙と芸術展」(2016〜17年)など、現代美術と歴史・科学のジャンルを横断したテーマ展を開催してきた森美術館。本展では、その領域をさらに広げ、AI、バイオ技術、ロボット工学、AR(拡張現実)など、最先端のテクノロジーとその影響を受けて生まれたアート、デザイン、建築などを通して、近未来の都市、環境問題からライフスタイル、そして社会や人間のあり方を考察する。

 本展は、「都市の新たな可能性」「ネオ・メタボリズム建築へ」「ライフスタイルとデザインの革新」「身体の拡張と倫理」「変容する社会と人間」の5つのセクションで構成し、美術の領域を超えたプロジェクトや作品100点超を一挙に展示。さらに、展示室内に近未来の生活をイメージしたコーナーを設け、身近な衣服や家具、照明や食物など衣食住に関する未来型のプロダクトを紹介する。

 出展アーティスト・プロジェクトは、会田誠、メモ・アクテン、ビャルケ・インゲルス・グループ、ザカリー・カネパリ&ドレア・クーパー、セバスチャン・コックス&ニネラ・イヴァノヴァ、エコ・ロジック・スタジオ、映画にみる未来都市(五十嵐太郎)、アギ・ヘインズ、長谷川愛、ビャルケ・インゲルス&ヤコブ・ランゲ、MADアーキテクツ、森村泰昌、ディムート・シュトレーベ、手塚治虫、やくしまるえつこら。

 なお本展のタイトルは、AIの開発に特化した日本IBM社との協働により決定した。

※新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、3月26日に閉幕。