『ポーの一族』を中心に。萩尾望都の半世紀の軌跡をたどる原画展が松屋銀座で開催中

マンガ家・萩尾望都のデビュー50周年を記念して、その半世紀の軌跡をたどる展覧会が、松屋銀座で開催されている。本展では「ポーの一族」シリーズ最新作や、本展のための描き下ろしを含む300点以上を堪能できる。会期は8月6日まで。

展覧会メインビジュアル ©︎ 萩尾望都 / 小学館

 マンガ家・萩尾望都の代表作『ポーの一族』。吸血鬼の一族に加えられ、少年の姿のまま永遠の旅を続ける主人公・エドガーの悲哀を描いた同作は、1972年の第1作から多くの読者を魅了してきた。

 2016年に40年ぶりのシリーズ新作が発表されると、18年には宝塚歌劇団によって舞台化されるなど、いまなお世代を超えて読み継がれる名作だ。

『ポーの一族』(1972)より ©︎ 萩尾望都 / 小学館

 今回、萩尾のデビュー50周年を記念して、その半世紀の軌跡をたどる展覧会が、松屋銀座8階イベントスクエアで開催されている。本展では『ポーの一族』シリーズ最新作や、本展のための描き下ろしを含む300点以上を堪能できる。

 加えて、宝塚歌劇公演の衣装・小道具も特別展示。『ポーの一族』のステージが再現される。さらに『トーマの心臓』をはじめとする作品の数々や、執筆風景、スケッチブックなども公開され、他分野にも多大な影響を及ぼした「萩尾望都の世界」に迫っている。本展でしか入手できないオリジナルグッズや公式ブック、コラボレーションカフェもチェックしてほしい。

『トーマの心臓』より ©︎ 萩尾望都 / 小学館

編集部

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