「与太話は、たんなるつまらない、意味のない話なのだろうか」? 若手作家4名によるグループ展がアキバタマビ21で開催中

山縣俊介、倪力(Ni-Li)、井上瑞貴、渡邉洵によるグループ展「転回する与太話」が、アーツ千代田 3331内・アキバタマビ21で開催されている。会期は7月21日まで。

展示風景

 若手作家4名によるグループ展「転回する与太話」が、アーツ千代田 3331内・アキバタマビ21で開催されている。「与太話は、たんなるつまらない、意味のない話なのだろうか」。本展は、この疑問を起点に「与太話」というものの土着的な本来の意義を模索するものだ。

 参加作家は、民族音楽とそれに伴う儀式や儀礼についての研究をしつつ、その分野を自身の表現にも反映させる山縣俊介、インターネット上の画像を素材とした作品を制作し、社会と自分自身の存在を探る倪力(Ni-Li)、嘘の感覚を持たないなど自らが定めたルールに従って絵画作品を描く井上瑞貴、「使用される身体」という意識から出発し、新しい実在を探るために映像作品を制作する渡邉洵。

 それぞれ表現が異なり、足並みも揃っているとはいえない4名の作品がひとつの空間に集結し、転回する様子を楽しみたい。

山縣俊介 Re-dreaming 2019 参考画像
井上瑞貴 IT RAINS A LOT 2018-19
倪力 2019 拳対掌
渡邊洵 ルーメン 2019

編集部

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