2017年秋から継続的に行われてきた美術手帖とVOLVOのコラボレーションプロジェクト「美術手帖 ✕ VOLVO ART PROJECT」。この第9弾では、美術作家・秋山さやかがボルボ スタジオ 青山で作品展示とトークイベントを行う。
秋山さやかは兵庫県生まれ。2001年女子美術大学美術研究科修士課程修了。これまで参加した主な展覧会に「さいたまトリエンナーレ2016」(さいたま市)、「日産アートアワード2015」(BankART Studio NYK、横浜)、「始発電車を待ちながら」(東京ステーションギャラリー、2012年)、「ベルリン―東京」展(ベルリン新国立美術館、2006年)など。富山県美術館で開催される展覧会「わたしはどこにいる? 道標(サイン)をめぐるアートとデザイン」(2019年3月9日~5月19日)に参加予定。
主な作品収蔵先には東京都現代美術館、サンドレット・レ・レバウデンゴ財団美術館(イタリア)などがあり、現在は神奈川県を拠点に活動を行っている。
国内外の様々な土地を旅し、そこで生まれた感情や体験、出逢いを、色とりどりの縫い目に込めて表現する秋山。地図などに色彩豊かな糸を縫い込んだ作品のほか、旅先から送った手紙や現地で収集した素材を用いたインスタレーションなど、自己と場所の関係性を色濃く反映した作品を発表してきた。
今回の展覧会では、ボルボ発祥の国であるスウェーデンの首都ストックホルムを題材にした過去作品や、台湾と富山がモチーフの新作などを展示する。
旅の相棒である自動車と旅をしながら作品制作を続ける秋山。「旅」という共通項を持つ自動車と作家のコラボレーションに期待が高まる。