イサム・ノグチと長谷川三郎の絆にフォーカス。「イサム・ノグチと長谷川三郎-変わるものと変わらざるもの」(横浜美術館)
国際的に知られる彫刻家のイサム・ノグチ(1904~88)と、画家であり理論家としても活躍した長谷川三郎(1906~57)の絆に注目した展覧会「イサム・ノグチと長谷川三郎-変わるものと変わらざるもの」が、横浜美術館で1月12日にスタート。
長谷川はノグチに、有形無形の日本の古い文化遺産の知識を示し、ノグチが日本の美の本質を理解するうえでの重要な役割を担った。いっぽうノグチは、対話によって長谷川の制作意欲を奮い立たせ、オリジナリティあふれる創作の地平を切り開くきっかけを与えたとされる。本展では、ノグチ作品約50点と長谷川作品約70点によって、両者がともに歩んだ1950年代が明らかにされる。
会期:2019年1月12日~3月24日
会場:横浜美術館
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
電話番号:045-221-0300
開館時間:10:00~18:00(3月2日〜20:30) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:木(3月21日は開館)、3月22日
料金:一般 1500円 / 大学・高校生 900円 / 中学生 600円 / 65歳以上 1400円 / 小学生以下は無料
旅する写真家・石川直樹の個展が東京に巡回。「石川直樹『この星の光の地図を写す』」(東京オペラシティ アートギャラリー)
写真家・石川直樹の個展「この星の光の地図を写す」も、初台の東京オペラシティで1月12日に開幕した。
22歳の頃より北極圏に生きる人々を写した代表シリーズ「POLAR」をはじめ、各地に残る先史時代の壁画を撮影したシリーズや、ヒマラヤの西端に位置する世界第2位の高峰に向かう遠征中に撮影したシリーズなどを発表し、人類学や民俗学の視点を取り入れた独自のスタイルを確立してきた石川。
2016年より各地を巡回してきた本展では、石川の初期から現在に至るまでの活動を、数々の写真、映像作品、実際の使用道具などを通じて紹介する。
会期:2019年1月12日〜3月24日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー(ギャラリー1・2)
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
電話番号:03-5777-8600
開館時間:11:00〜19:00(金土〜20:00)
休館日:月(祝日の場合は翌平日)、2月10日(全館休館日)
料金:一般 1200円 / 大学・高校生 800円 / 中学生以下無料
アートブック500点が示すオルタナティブ。「美術への挑戦 1960’s–80’s:秘蔵されていたアート・ブック」(うらわ美術館)
「本をめぐるアート」のテーマでユニークな収集を行ってきた埼玉のうらわ美術館。初公開作品を中心に、500点を超えるアートブックのコレクションを通して、1960〜80年代まで出版物に取り組んだアーティストたちの動きを追う本展は、1月14日で会期終了を迎える。
出展作家は、クレス・オルデンバーグ、エドワード・ルシェ、ソル・ルウィット、ジョージ・マチューナス、ラ・モンテ・ヤングなど、ポップ・アートやミニマリズム、前衛音楽を牽引してきたアーティストたち。
工夫を凝らした仕掛けや装丁のみならず、60〜80年代に本というメディアで行われていた「美術への挑戦」を発見したい。
会期:2018年11月17日~2019年1月14日
会場:うらわ美術館 ギャラリーA・B・C
住所:さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和センチュリーシティ3F
電話番号:048-827-3215
開館時間:10:00~17:00(土日〜20:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(1月14日は開館)
料金:一般 610円 / 大学・高校生 410円 / 小・中学生 200円