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チェルフィッチュ

chelfitsch

1997年に設立された、演出家で小説家の岡田利規が全作品の脚本と演出を務める演劇カンパニー。現代の若者の日常の延長線上にあるようなせりふと、せりふとは一見無関係にも見える、身体の動きを組み合わせた手法による演劇を発表する。これまでの主な作品に、アメリカがイラク空爆を開始した2003年3月の5日間における渋谷の若者の行動を描いた《三月の5日間》(2004初演)、「野球」をテーマとしながら巨大な存在としての「アメリカ」との関係性を示す日韓共同制作の《God Bless Baseball》(2015初演)。そして、震災後の日本の社会状況を投影した音楽劇《地面と床》(2016初演)や、同じく震災を主題とした作品であり、音と舞台美術を久門剛史が担当した《部屋に流れる時間の旅》(2017年初演)など。2018年、熊本市現代美術館で開催された展覧会「渚・瞼・カーテン チェルフィッチュの〈映像演劇〉」では、岡田が映像作家の山田晋平とともに取り組み始めた新しい形式の演劇であり、プロジェクションされた映像によって展示空間を上演空間へと変容させる「映像演劇」の試みを行った。