画家・村瀬恭子がタカ・イシイギャラリーで個展を開催。独特なタッチと濃淡で表現される触覚的な絵画空間とは

画家・村瀬恭子の個展「park」が、六本木のタカ・イシイギャラリー東京で開催される。会期は2019年1月11日〜2月16日。

村瀬恭子 park 2018 © Kyoko Murase

 現在、日本を拠点に活動する画家・村瀬恭子。1989年の愛知県立芸術大学大学院を修了後、90年から96年までドイツ・国立デュッセルドルフ芸術アカデミーに在籍した。在籍中の93年には、ドイツの芸術系大学の最高学位であるマイスター・シューラーを取得している。

 水の流れや水面のゆらめき、木々を揺らす風を想起させる、色彩豊かな絵画作品で知られる村瀬。近年、豊田市美術館とヴァンジ彫刻庭園美術館で個展を開催するなど勢力的に活動を行ってきた。

 2016年には26年間暮らしたデュッセルドルフから帰国。今回、六本木のタカ・イシイギャラリーで開催される個展「park」では、数年ぶりに聞くセミやヒグラシの鳴き声、ドイツとは異なる公園の木々の様子など、環境の変化に鋭敏に反応する自身の感覚を、まるでスケッチするように描いた作品を発表するという。

編集部

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