EXHIBITIONS

村瀬恭子「park」

村瀬恭子 park 2018 © Kyoko Murase

 少女を中心に植物や水などのモチーフが揺らめく絵画作品や、ドローイングを手がける村瀬恭子の個展が開催される。

 村瀬は1963年岐阜県出生まれ。86年愛知県立芸術大学卒業、89年に同大大学院を修了。90〜96年まで国立デュッセルドルフ芸術アカデミー(ドイツ)に在籍し、93年には、コンラッド・クラペックよりマイスター・シューラーを取得。主な個展に、「絵と、 vol.3 村瀬恭子」(gallery αM、2018)、「海の土の雲のかたち」(タカ・イシイギャラリー、2013)、「Fluttering far away」(豊田市美術館、2010)、「セミとミミズク」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、2007)など。

 近年は花びらや雑誌の切り抜きを用いてコラージュを施すなど、絵画の可能性を探ってきた村瀬。2016年にデュッセルドルフから帰国し、現在東京で制作活動を続けている。

 本展では、描かなければやがて日常の中に消えてしまう、環境の変化に鋭敏に反応する自身の感覚をまるでスケッチするように描いたペインティング作品とドローイング作品を発表する。