EXHIBITIONS

月岡芳年 妖怪百物語

2017.07.29 - 08.27

新形三十六怪撰 源頼光土蜘蛛ヲ切ル図 太田記念美術館蔵

 月岡芳年(1839〜92)は幕末から明治にかけての浮世絵師。歌川国芳の門下であり、明治時代には最も人気のある浮世絵師の一人として第一線で活躍した。

 武者絵、歴史画、美人画など幅広いジャンルの作品を手がけたが、歴史や伝説、小説、芝居などの怪奇的なジャンルの物語を元にした妖怪画に生涯かけて力を注いだ。

 本展では、芳年が27歳の時に出版された妖怪画のシリーズ「和漢百物語」と、51歳の時に出版された妖怪画の集大成である「新形三十六怪撰」をそれぞれ全点公開。恐ろしくユーモラスな妖怪を描いた初期から晩年までの作品あわせて約100点を見ることができる。