EXHIBITIONS

月岡芳年 月百姿

2017.09.01 - 09.24

月岡芳年 つきの百姿 大物海上月 弁慶

 幕末から明治にかけての浮世絵師、月岡芳年(1839~92)は歌川国芳の門下であり、明治時代には最も人気のある浮世絵師の一人として第一線で活躍。武者絵、歴史画、美人画など幅広いジャンルの作品を手がけたことでも知られる。

 本展では、芳年の最晩年の傑作であり、全部で100点からなる「月百姿」全点を一挙に展示。月にちなんだ物語を題材に、平安時代や戦国時代の武将や絶世の美女たち、あるいは幽霊や妖怪などの不可思議な存在まで、さまざまなテーマが登場する「月百姿」を4つの切り口から紹介する。

 最後の浮世絵師とも称される芳年がたどり着いた境地を、まとめて見ることのできる貴重な機会となる。