音響作家・荒木優光が、丸亀市内の「ため池」をモチーフにした新作を披露

2月24日に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で音響作家・荒木優光が新作パフォーマンスを披露する。終演後にはアフタートークがあるほか、20日から関連展示が行われる。

荒木優光 パブリックアドレス - 音場2 2014 京都芸術劇場 studio21 Photo by Shunsuke Kano

 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館では2014年より、パフォーマンスを紹介するシリーズ「PLAY」を開催してきた。

 第4回となる今回の作家は、荒木優光(あらき・まさみつ)。1981年山形県生まれの音響作家で、04年に京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科を卒業し、現在は京都を拠点に活動している。

 

 荒木は、サウンドドキュメンタリーやフィールドレコーディングの手法を用いて、多彩な活動を展開。パフォーマンスやインスタレーションでは、音を「聞く場」を生みだすいっぽう、ディレクターを務めるARCHIVES PAY(アーカイブスペイ)では、「記録・収集」などの観点から音のアーカイブを作品化する。

荒木優光 男と女のビッグエコー 2016 京都芸術センターフリースペース Photo by Shunsuke Kano

 今回上演される「池は聞いている(ため池サウンドコレクションより)」は、作家が丸亀に密集する「ため池」をモチーフに制作する新作パフォーマンス。本作で、音をめぐる「聴取」「記録」「演奏」に対する実験的なアプローチを体感することができるだろう。

 なお、終演後には塚原悠也(from contact Gonzo)を迎えたアフタートークが予定されているほか、2月20日から24日まで関連展示を見ることができる。

編集部

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