5人の作家によるグループ展「JPN_3」が開催。不確実性に満ちた精神空間を提示

新宿・Sprout Curationで、5人の作家によるグループ展「JPN_3」が開催される。新作を通してそれぞれの作家の現在形を紹介するとともに、6番目の主体「JPN」によって構成された、不確実性に満ちた精神空間を提示する。会期は2018年1月19日〜2月18日。

揚妻博之 I Remember Blind Joe Death 2017 160×200cm 綿布に油彩、オイルパステル、アクリル

「JPN」は揚妻博之、伊勢周平、小左誠一郎、尾関諒、中嶋典宏ら5人の作家によるグループ。5人が参加した、2014年8月開催のドイツの「Kunstverein Leschebach」での展覧会「Japanese Painting Now!」で生まれた略称「JPN」から、同年の東京・清澄白河のSprout Curationでの展示以降、「Joy Place, or Not(悦びと場所、あるいは否か)」をコンセプトに活動する。

小左誠一郎 無題 2016 130.3×97cm キャンバスに油彩

 本展では展示全体を包括するテーマを設定せずに、個々の作家の新作を構成し展示する。「JPN」という存在は5人のメンバーの思考の総体であると同時に、6番目の主体として浮かび上がり、5人の意識へ拡張し、コントロールのできない領域をつくり出す。個別の活動を経た5人の作家の現在形とともに、彼らの第六感とも言える「JPN」によってつくられた不確実性に満ちた精神空間が提示される。

編集部

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