地域レビュー(東京):齋木優城評「小宮りさ麻吏奈 CLEAN LIFE クリーン・ライフ」、「鄭梨愛 私へ座礁する」、「チェン・チンヤオ 戦場の女」

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事は、齋木優城(キュレーター)が今年6月から8月にかけて東京で開催される展覧会のなかから、3つの展覧会を取り上げる。それらはいずれも、「他者」とともに生きるとはどういうことか、美術の実践を通して私たちに問いかけるものとなった。

REVIEW

地域レビュー(東京):石田裕己評「TOPコレクション 不易流行」「光の中で眠る」

ウェブ版「美術手帖」にて新たに始動した、地域レビューシリーズ。本記事は、パフォーマンス作家/アートライターの石田裕己が今年4月から6月にかけて東京で開催された展覧会のなかから、「TOPコレクション 不易流行」と藤中康輝『光の中で眠る』を取り上げる。本展覧会とパフォーマンス/インスタレーションより、「断絶」の感覚が明らかにすることについて考察する。

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PREMIUM

コレクションを手にとって鑑賞。V&A East Storehouseの「オーダー・アン・オブジェクト」を体験してみた

オープン以来、コレクションの収蔵スペースをそのまま見せるというユニークな展示で大きな話題となっているロンドンの「V&Aイースト・ストアハウス」(V&A East Storehouse)。ここにはもうひとつの目玉として、希望する収蔵品を間近で鑑賞できる「オーダー・アン・オブジェクト」(Order an Object)というほかに類を見ないシステムがある。その利用方法と当日の体験の様子をレポートする。

NEWS / REPORT

「彼女たちのアボリジナル・アート」(アーティゾン美術館)に見る、オーストラリアの歴史と現代美術の現在地

東京・京橋のアーティゾン美術館で9月21日まで開催中の展覧会「彼女たちのアボリジナル・アート オーストラリア現代美術」は、複数のアボリジナル女性作家に注目することで、アボリジナル・アートのなかにいまなお息づく伝統文化と、オーストラリア現代美術の現在地を読み解くものとなっている。本展を担当した学芸員の上田杏菜に、「アボリジナル・アート」とは何か、そしてそれらを取り巻く近況を含めて、企画意図を聞いた。